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秋から冬に向かうパタゴニアを離れ、暖かい北を目指して出発する日が来ました。


考えた末、ヒッチハイクでブエノスアイレスを目指す事にする。

自転車込みで!
行けるかなー?どうかなー?

ウシュアイア17



宿の人に聞くと、ウシュアイアの町の入り口で出来るよ。との事。
町外れまで車で送ってもらい、検問所でパスポートを見せて名前を書く。

ウシュアイア18
夕方からヒッチハイク開始。

狙いは長距離トラックやな。


全然止まらんのですけど…

夜になり、陽が沈み、

しょうがない、明日もあるさ!
と、テントを張って町外れで野宿。


翌日(1)

今日こそは。
と、気合を入れて早朝からヒッチハイク開始。


全然止まらんのですけど…

トラックも、小型ピックアップトラックも、片っ端から手を挙げるが、止まらず。
どうやらほとんどのトラックは町外れのコンテナ置き場までしか行かないみたい。

手応えすら無いまま1日が過ぎて、陽が沈み、夜になり


町外れで野宿2連泊決定。


翌日(2)

も朝からヒッチハイク開始。
まぁ止まらんな。

えーい!やってられっかーい。
昼に一旦宿に戻って休みながら考える。

これは行けるか?自転車込みでは難しいんじゃなかろうか?
今までも色んな場所でヒッチハイクしたけど、こんなに止まらんかった事は初めての事です。

あきらめる?それとも続ける?
何かここまできたら、もう意地です。

やります。

とりあえず宿に1泊して、

翌日(3)

もう一度町外れでヒッチハイクを試みる。


昼頃、とうとう1台の車が止まってくれた。
延べ3日を費やしました。

隣町のトルウィンまで行けます。

自転車こいで1日の距離…

トルウィン1


例のパン屋で1泊して、

翌日(4)

またヒッチハイク開始。

幹線道路でひたすら待ちます。
トラックや車が通るたびに親指を立て続けます。


今日はあっさりと小型トラックが止まってくれました。
郵便のトラックで、ウシュアイアの町外れでずっと立ってた俺の事を見てたらしい。

リオグランデまで進めます。
自転車で1日の距離。

これ、自転車と変わらんのじゃないか?と思い始める。


リオグランデの町外れで降ろされ、次のヒッチハイクポイントまで少し自転車で走り、親指立て続けるけど、止まらんわな。

町外れで野宿。

寒いよー。

翌日(5)

ヒッチハイク開始して1時間くらいで1台の車が止まってくれた。

アルゼンチン~チリ国境の町サンセバスチアンまで乗せてもらう。


国境を越えて、しばらく未舗装路を走り、チリ側のイミグレーション前でヒッチハイク開始。

入国審査で停まってる車の運転手に手当たり次第声をかけてみるが、誰にも乗せてもらえず。
時間だけが過ぎ、風で体温だけが奪われて行く。

何か心まで寒くなって行く気がした。

夕暮れ、あきらめてどこで寝ようか考え始めた頃、国境で働いている関係者のトラックが声をかけてくれた。
きっと、見るに見かねたんやろな。

人情に訴える作戦成功と。

プンタアレーナスまで行くと言うので、途中まで乗せてもらう事に。

夜の10時過ぎ、マゼラン海峡をフェリーで渡り、リオガジェゴスへの道の分岐で降ろしてもらう。
バス停小屋があったけど、入れる状態じゃないヤツ。残念ながらパスです。

他に周りには何も無いので、仕方なく平原にテントを張って野宿。
夜中にはテントごと飛ばされそうなくらいの風が吹いてました。

パタゴニア恐ろしやー。


翌日(6)

交通量ほぼ無し。

ここに居てもしょうがないし、自転車をこいで進みます。
自転車で走りながら、車が来たらヒッチハイクを試みる作戦。

天気悪いなーと思ってたら、突然の吹雪。

自転車を降りて道路脇でうずくまる。

命の危機を感じたので、必死でヒッチハイクを試みるが、やっぱり止まる気配無し。
これはヤバし!

頼むから誰か止まって!寒い、助けて!俺、死んでしまうで…

………
生きてました。

しばらくすると天気も回復し、日差しも出てきた。
と同時に猛烈な風が吹き始めました。

最初のうちは斜め後ろからの追い風だったけど、途中からは猛烈な横風。

台風並みの強風で、自転車乗るの不可能。
何とか乗ろうと試みたけど、あっと言う間にバランスを崩して路肩に突っ込んだり、風でハンドルを取られてUターンしたりするので、無理。

押し歩くのがやっと。

しかももう一つの問題が浮上。

食料が尽きる。

何も無い荒野で食料尽きちゃったよー。

リオガジェゴス1
ヒッチハイクは成功しないまま、国境に到着。

止まってるトラックとかに声をかけるが、全くとりあってもらえず。
食料を調達したいけど、店はリオガジェゴスまで無いと言われ。
日没までにリオガジェゴスに到着するのは到底無理な距離なので、今日は晩飯抜き(明日の朝飯も)。

国境で水だけはたっぷりと補給して、走り出す。

はー、キツいな。

相変わらずの強風だけど、進行方向が変わって風向きが変わったのか、何とか乗れる。

風にあおられてフラフラしながら、バランスを崩して何度も足をつきながら。
「交通事故だけは勘弁してください」と祈りながら。

遠くに町の明かりらしきものが見えだした頃、無常にも日没の時間がやって来たので、テントを張る場所を探す。

道路下の土管は風向きが悪くて吹きさらしなので、道路脇の土手で、風を防げる場所にテントを張る。


相変わらず寒さは厳しく、テントは凍り、ペットボトルの水も凍る。
食料は無いけど、何とかカロリーだけでも摂取するため、砂糖を舐め、固形コンソメをかじる。

あー、疲れたー、腹減ったー。

ここにきてパタゴニアの恐怖を味わった。

翌日(7)

幸い、昨日よりも風は弱まったのでリオガジェゴス目指して走り出す。

もうヒッチハイクする気なんて全くありません。
全然止まる気配無いわコレ。


リオガジェゴス2
リオガジェゴスに到着。

早速売店でクッキーを買って腹ごしらえを済ませてバスターミナルを目指しました。


潮時かな。ここまでにしよう。


決心がついた。
自転車とサヨナラする事にしました。

リオガジェゴス3
誰かに拾われますように。

と言うわけで、ブエノスアイレス行きのバスチケットを買いました。
夜の7時30分発。
乗車時間35時間くらい。
運賃14000円くらい。


リオガジェゴス4

さようならパタゴニア、さようならマイ自転車。

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